カウンセリングの中で、時々こんな言葉を聞きます。
「一度やったら、もう戻れなくなりそうで怖いです」
この不安、とても自然だと思います。 美容医療はどうしても、
・やる人/やらない人 ・若返る/老ける といった極端なイメージで語られがちだからです。
ですが、現場で多くの患者さんと向き合っていると、 実際の美容医療はもっとグラデーションのあるものだと感じます。
最近は、 「大きく変えたい」よりも 「大きく崩れたくない」 という相談が増えています。
一気に治療を重ねるのではなく、 今の肌状態や年齢、ライフスタイルに合わせて、
必要なタイミングで、必要な分だけ取り入れていく。
それが、今の美容医療の考え方です。
たとえば、
・紫外線対策をきちんと続けること
・肌状態に合ったスキンケアを選ぶこと
・無理のないペースでメンテナンス治療を行うこと
こうした積み重ねだけでも、 将来の肌印象は大きく変わります。
私たち看護師・カウンセラーが大切にしているのは、
「施術を受けるかどうか」ではなく、「納得して選べているかどうか」です。
周りがやっているから、 SNSで見て良さそうだったから、 そんな理由だけで決めてしまうと、 あとから不安や後悔につながることもあります。
美容医療は、特別な人のためのものではありません。 そして、必ずしも“続けなければならないもの”でもありません。
正しい情報を知った上で、 今の自分にとって必要かどうかを考える。
やめる選択も、間隔を空ける選択も、 すべて正解になり得ます。
私たちの役割は、 治療をすすめることではなく、 患者さんが自分の意思で選べる状態をつくること。
美容医療と、無理のない距離感で付き合っていく。
それが、長い目で見たときに 一番満足度の高い関わり方だと、日々感じています。